普通でいたい人の心理
あなたって本当に変わった人ね!
そう言われると、中にはムッとしてしまう方もいるみたいだけれど、
あなたって普通ね・・・
そう言われた際に生じる気持ちと比べてみるとどうでしょう?
きっと多くの人が自分の存在を否定されたように感じて面白くないはず。
変わっている・・・というのはある意味、その個性を発見してくれたほめ言葉でもあると、わたくしは思うの。
だけど、普段の生活では、出来るだけ回りの人と同じ行動をとりたい!
その方が安心。
そう無意識に行動してしまうことが多いということも、また事実。
特に和を重んじる日本人は余計にその傾向が強いみたいよね。
さて、こんな調査結果があります。
あるレストランでは3種類の価格帯のランチコースを用意している。
1000円、2000円、3000円。
わたくしなんかは迷わず、一番安い1000円のランチをオーダーするのだけれど、
統計をとってみると、ほとんどの人が2000円のランチをオーダーしたそうよ。
ところが、そのお店がリニューアルオープンして価格帯を
1500円、3000円、4500円とアップしてみたところ・・・
多くのお客は3000円のコースを注文したそうな。
以前はほとんどお声がかからなかった3000円のメニューだけれど、
この価格の商品が中間に位置したとたんに、お店の売り上げもアップ。
つまり、一番安いのも高いのも、なんだか・・・
その中間に位置する平均的な選択をすることに安心感をもつみたいなの。
この心理って、いろんなSITUATIONに応用出来そうだと思いません?
商品を販売する際も、そうだし、何かを相手に選んでもらう際にも、
自分の選んでほしい選択肢に誘導しやすくすることが出来るというわけ。
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